小児総合診療医のひとりごと

小児科, 総合診療科(家庭医療), アレルギー についてのブログ

2019年小児科専門医 復元問題A1 脾腫

脾腫がないものはどれか

 

A  Gaucher病

B 白血病

C 伝染性単核球症

D 遺伝性球状赤血球症

E 再生不良性貧血

答え:E

 

小児では腹腔内容積に対する脾臓の容積が相対的に大きいため、脾臓を触知しても正常のことがある。新生児の15%、小児の10%、思春期の5%で正常な脾臓の触知が可能。

脾臓の辺縁が左肋骨縁よりより2㎝以上触知されれば異常であることが多い。

触診で痛がる場合は、脾臓皮膜が急速に引き伸ばされていることを示唆する。

 

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